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じゃんぼにんにくジェラート




 上の写真は、左が通常のにんにく、右がじゃんぼにんにく
   
 2014年の夏、九十九里浜での想い出は記憶に残しても、
じゃんぼにんにくの臭いが翌日以降に残ることは珍しい????

   熱血BOSO TV
 じゃんぼにんにくジェラート関係者が8月23日(土)18時より
生放送で千葉TVの「熱血 BO・SOTV」に出演しました。

8月23日 熱血Bo-SoTV出演者全員で撮影


千葉商業高校関係者で撮影 。最後に鑓田も記念撮影に協力


現在、販売されているじゃんぼにんにくジェラートのラベルです
高校生の原案から、このラベルになるまでに5回ほど改良しました

<地産地消型商品開発>じゃんぼにんにくジェラート編
生産者の思いは形を変えて地域の関係者を潤す。生産者、料理研究家、製造事業者、販売者、コーディーネーター、デザイナー、商業高校高校生、思いをつなげた「じゃんぼにんにくジェラート」。食感、食味、夏バテ防止を意識したこの商品を、この夏 ぜひ堪能ください。

じゃんぼにんにくは、臭いが一般的なにんにくと比較して10分の1程度であるにも関わらず、栄養価がほぼ同じという特徴があります。また、臭いそのものが体から排出されやすく、翌日には、ほとんど臭わないと言われています。

2014年6月末 収穫されたじゃんぼにんにくを軽トラック荷台に
写真のように、とても根を張る植物なので、野菜泥棒が難しいらしい

「じゃんぼにんにくは臭うのかな?」と鼻に近づけて、臭いを嗅ぐ
人は多い。ちょっぴりにんにく臭がします。


2012年9月 新規就農者である野老(ところ)氏は、地域の特産物として「じゃんぼにんにく」の栽培に取り組む。じゃんぼにんにくは、無臭にんにくとして認知度を高め、においが従来のにんにくと比較すると10分の1程度にあるにも関わらず、栄養価はほとんど変わらないという特徴を持つ。また、1kgあたりの相場が3,000円台後半から4,000円と、高級食材としても認識されています。 

そのような高い食材で手間がかからないものであるならば、生産者としては、誰でも栽培したいところ。ただ、残念なことに栽培技術が高くなければ簡単に失敗してしまう。生産者の野老氏も、にんにくの種を仕入れ、2012年に植え付けたじゃんぼにんにくは、2013年の6月に大量に腐らせてしまい、廃棄を行っている。じゃんぼにんにくの種だけでも高い世界。先行投資として、手痛い出費であったが、貴重な経験でもあったと語った。

じゃんぼにんにくの花を撮影
「じゃんぼにんにく栽培が広がって、この地域の耕作放棄地を少しでも減らすことにつがなればいいな」と野老氏。その思いは、料理研究家、ジェラート製造者、デザイナー、販売先に受け継がれる。もちろん、その発端である「なにがなんでも、生産物を形にしせみせる」という高校生の強い意思がなければ、全ては始まらない。


合同会社九十九里振興 鑓田が商業高校生徒向けに、商品開発・マーケティングの特別講義を行ったのが、2013年11月、その受講生は3名であった。その後、地産地消型ジェラートの商品開発を続けたいと申し出たのが、その中の1名。それは、孤独な闘いから始まった。

実際の商品開発、マーケティングに関しては外部の協力要素が大きいものの、それを動かす本人の姿勢には共感を得ることが多い。
例えば、「神様は乗り越えられる試練しか与えない」「向かい風が強いほど、スキーのジャンプは遠くへ飛ぶことができる」。どこかのドラマの延長にも聞こえてくるようなセリフは、今風の気張った学生なのかという印象を受ける一方で、課題が発生した時に時折、会話に出てくる「よし、面白くなってきた」とぼそっとつぶやく姿には驚きを覚える。
きっと、その姿勢が、学内だけに留まらず、学区を越えた有志の集まりである「高校生 海の家」の発想を作り出しているのだろう。


6月29日(日) 5パターンの加工方法をメインに、にんにくの分量とレモン果汁を加えて、約30パターンを製造。「生のすりおろし」は「にんにく臭」がきついことが判明し、断念した。「じゃんぼにんにく」は「無臭にんにく」と言われるものの、やはり生はキツイ。

<商品開発 裏話:料理研究家 櫻田氏より>
「ジェラートの食材でにんにくって聞いた時は、すぐに断りましたよ」
というのも、通常のジェラート製造の過程では、ホワイトベースというジェラートの基礎材料に食材を加えて作ります。その過程で「バッチフリーザー」という装置の中で食材とホワイトベースを混ぜるのです。つまり、櫻田氏は、「にんにく臭」で、バッチフリーザーが使用不能になることを恐れ、まずはお断りの回答となったのである。
ですが、実際に、何度か話を聞いている間に、通常とは違い、食材を混ぜない方法であれば、面白い食材かも?と思えてきました。作る者としては手間ですが、地域の生産者を生かす姿勢、うれしいです。頑張ってほしいですね。



にんにく揚げチップスは好評であった。ただし、揚げ過ぎるとコゲてしまいニガミが発生する。その手前くらいが香ばしくて、食感のバランスも良いことに気づく。確かに、そのまま食べても美味しい。



現場のジェラート製造の方々の知恵を受け入れつつ、「塩を入れたのも検討しましょう」との意見もあったが、実際に食べてみると美味しくないので、あっさり不採用に。「売れる商品作り」の難しさを知る。


料理研究家の櫻田氏と学生を撮影

じゃんぼにんにくジェラートの販売先:7月29日より
千葉東金道路 野呂PA上り(株式会社ネクスコ東日本リテイル 様)
館山道 市原SA下り(東証1部上場企業 株式会社大庄 様)
九十九里振興 稲刈り体験
千葉商業高校文化祭 千商祭 2014年10月4日(土)
イオン幕張新都心 千葉県高等学校 産業教育フェア 10月11、12日

海の家の販路は、商業高校3年生の中心人物が、「ジェラートは、海の家だったら絶対に売れる」という初歩的な発想から始まり、海の家のBBQスペースを主軸に、高校生のアイデアを施設利用者にプレゼンし、その対価として全ての売上を学生が受取るというものという新企画を
加えた。7月の企画公開募集以降、意識の高い学生が続々と県外から集まっている。


<海の家 経営者 望月氏より>
「にんにくのアイスって聞いた時もびっくりしたけど、高校生海の家でしょ? そりゃ、物心ついた時から親に連れられて海の家で遊んでいる者からすれば、驚きだよ」と望月氏。既成概念を突破しようとする学生の強い想いに促され、「じゃあ、社会実験としてやってみっか?」。「でも、難しかったら、修正するっからね」と茶目っ気たっぷりに語りだす。さすが、旅行代理店や民宿、食堂と多角化経営している経営者だ。最後に、店舗内は限られた冷凍庫だから、上手く在庫数を確認して調整していこうね。とアドバイスをもらった。

販売先の一つである 千葉東金道路上り 野呂SA販売店前
8月1日、千葉東金道路上り 野呂PA 販売店に「じゃんぼにんにくジェラート」の納品を行う。「店舗内の氷菓ケースよりは、施設前の
販売店の方が売れるよ!」と栗山店長のご配慮。その店頭で撮影。


野呂PAの皆様と撮影
栗山店長を始め、関わるスタッフの方々全てが、学生の皆様に
「面白そう」「期待しているよ」「ありがとう」と声をかけてくれる。


野呂PA 栗山店長様へ学生のインタビュー
野呂PAはネクスコ東日本が関わるPAの中でも最も小さなPA。
東金から入るとすぐに千葉だし、その先にはパサール幕張、湾岸幕張
PAと、渋滞がなければすぐに次のPA。何か特徴がなければ通過
されてしまいますよ。もちろん、上りと下りでは客層が違うし、混雑
時間も違う。それでも、どこでも買えるような一般的な商品ではなく、地域の特徴を出せる何かが必要なのです」と熱心に学生のインタビューに答えられた。実際に、いろいろな試験販売も行われているそうで、「今年は初めての試みだとしても、得るものが少しでもあればいいのではないですか? 来年に、地域の発展につなげてくださいね」と励まされた一面に高校生たちは言葉を詰まらせた。



生産者の野老氏と商業高校3年生

<じゃんぼにんにくジェラート開発の経緯>
2013年11月千葉県内の商業高校で、商品開発の特別講義として合同会社九十九里振興 鑓田が行い、その中でジェラート作りが最終案として残る。2014年3月にはジェラート製造施設の視察、20種類近くのジェラート試食を行った。6月29日には、じゃんぼにんにくを用いて、30種類近い試作品を作っている。7月29日 海の家店頭にて発売開始。8月1日 千葉東金道路 野呂PA上りで販売開始。8月7日 館山道 市原SA下りで販売開始。

<にんにくジェラート企画担当 商業高校3年生より>
にんにくといえば何が浮かぶだろうか。お刺身や豆腐の薬味、餃子の味の決め手、ラーメンのアクセントなど・・・私たちの近くににんにくはいつもあります。にんにくを入れると料理の雰囲気がガラっと変わったり、斬新なものに変化します。さらに、夏バテの時の食欲不振を解消したり美容に効果があります。
しかし、にんにくはニオイが気になります。あの独特な香りとインパクト。次の日に残ってしまったりすることを不安になったりしてしまう人も多いと思います。ですが、そんな人でもニオイを気にせずに食べられるにんにくがあります。
その名も「無臭にんにく」。この「無臭にんにく」ニオイが少ないのに効能はそのままというにんにくです。九十九里で生産された貴重なにんにくです。この「無臭にんにく」を生産者の方は千葉県全域に広めたいそうです。
この「無臭ニンニク」の利点を利用した新しいものはできないのか・・・と考えました。話題性があり、このにんにくに親しみを持ってもらえるようなものはできないのか、と。
今から季節は夏に突入します。この季節にピッタリのものといえば冷たいものなのではないか、と考えました。冷たいものなら夏バテしていても食べられるし、体も涼しくなります。そこで考えついたものが、ジェラートでした。ジェラートはアイスクリームとは違い、牛乳分が少なく、低脂肪なのでアイスクリームよりも少しだけヘルシーなものです。そのジェラートに、にんにくを混ぜてみたら美味しいのではないか、と。ニオイが少ないので食べやすいという利点が生かされているし、さらには話題も掴めるものになったのではないでしょうか。
試行錯誤の末ににんにくをチップ状にしてジェラートに混ぜたものが出来上がりました。ジェラートを一口食べると、チップのにんにくが口の中でほんのりにんにくの臭いがするのが病みつきになるはずです。
このにんにくジェラートでこの夏の厚さを乗り切って欲しいです。そして、こういうにんにくが栽培されていることを知ってもらいたいです。千葉県内の地産地消に協力し、千葉県を盛り上げて行きましょう!!!

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